民間の医療保険って本当に必要ですか?
公的医療制度でほとんどの病気やケガに対応できるという現実があるので、以前から疑問に思っていました。ただ、周りも含めて医療保険に入るのが当たり前の風潮だったので自然な流れで加入してました。
最近、積立投資をもっと増やしたいと思い、家計を見直していたところ、月々の保険料が気になってきました。実際に何年も加入していて1度も医療保険を使ったことがありません。「これなら3割負担で支払ったほうが安かったな」などと、どうしても考えてしまいます。
とはいえ、素人判断ですと大きな落とし穴があるかもしれません。まずは情報収集してみようと思い立ちます。医療保険だけでなく生命保険も調べました。
保険見直しのための材料を探す
インターネット上には非常に多くの保険の記事がありました。いろいろ検索してみましたが、基本的には保険を勧めるものが大半で、そもそも保険自体に入らなくて良いという記事は少なかったです。そこで、情報がまとまった書籍でも確認しようと思い、比較的 新しい2冊を読んでみることにしました。
保険の見直しの結論
※個人的な意見なので、見直しは自己責任でお願いします
①医療保険はいらない
やはり公的医療保険だけで十分です。その代わり万一の時のためにある程度まとまった貯金が必要です。おそらく100万円以上の非常資金があれば十分かと思います。ただし、がん保険は治療期間が長く続くこともありそうなので、心配な人は入っておいたほういいかもしれないです。
②生命保険は人生のステージによってはあったほうが良い(家族のため)
独り身であれば基本的にはいらないです。家族がいる場合は、残された人のために必要な額を残すように生命保険に入ると良さそう。ただし、配偶者だけなどの場合は配偶者自身が働けるようになるまでの資金があれば十分なのかと思います。子供がいる場合は、子供が大人になるまでの必要な金額を考えて保険金を設定します。基本的に掛け捨ての保険で子供が成長したら終了する期間限定のものを選ぶと良さそうです。
③貯蓄型の保険はメリットはほとんどなし
現在は金利がほとんどないので、貯蓄型保険で増加する額も微々たる保険商品がほとんど。しかも、入金額を下回る期間が受け取る直前まで続くので、解約をする想定がまったくありませんし、解約は金銭面ではマイナスしかありません。さらに、現在はデフレの真っ只中で、今後インフレが進むことも十分に考えられます。そうなると、数十年後の受取額の実質的な価値が額面を下回る可能性があります。