こちらの記事はエクセルVBAをあまり知らない方でも利用できる「コピペでVBA(Excel)」としてもご活用できます。詳しくはこちらをご確認ください。
このマクロの解説
このコードを実行すると、選択範囲のセルの文字をすべて"ひらがな"から"カタカナ"に一括変換できます。もともとカタカナである文字は特に変化はありません。
このマクロのコード
Private Sub katakana() Dim c As Range For Each c In Selection c = StrConv(c, 16) Next c End Sub
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このマクロを使う理由
ひらがなとカタカナの変換をする関数はエクセルにありません。ふりがな設定などを利用すると出来なくはないですが、マクロのほうがずっと簡単です。
プラスワン
StrConv(c, 16)の値の数値を変更すると他にも色々な変換が可能です。32を指定するとカタカナからひらがなへ変換できます。コードを追加すれば、カタカナにしつつ全角にするなどの変換もできます。
以下の表の値をご利用ください。値の代わりに定数を指定しても結果は同じです。
定数 | 値 | 内容 |
---|---|---|
vbUpperCase | 1 | 文字列を大文字に変換します |
vbLowerCase | 2 | 文字列を小文字に変換します |
vbProperCase | 3 | 文字列の各単語の先頭の文字を大文字に変換します |
vbWide | 4 | 文字列内の半角文字を全角文字に変換します |
vbNarrow | 8 | 文字列内の全角文字を半角文字に変換します |
vbKatakana | 16 | 文字列内のひらがなをカタカナに変換します |
vbHiragana | 32 | 文字列内のカタカナをひらがなに変換します |
vbUnicode | 64 | システムの既定のコードページを使って文字列をUnicodeに変換します |
vbFromUnicode | 128 | 文字列をUnicodeからシステムの既定のコードページに変換します |