目次
- 「リスクが大きいからこそ、先行者利益が生まれる」
- 「『おいしいものをつくれば、人は集まる』という考えがドツボのはじまり」
- お客さんの要望に応えるだけがニーズではない
- 集客よりも、もっともっと大切なこと
- TwitterやFacebookは商売繁盛には役立たない
- 効率的な商売に「伸びしろ」はない
- 行列はゴールではなく、スタート
p22 冬のかき氷はリスクが高い。その代わり、競争相手が少ないという大きなメリットがあったのだ。だから、最初にそこにいくと、大きな利益を手に入れることができる。いわゆる「先行者利益」だ。
誰もしていないことは、チャンスがある。もちろん、それなりの理由があるということも。
p80 商品と真剣に向き合っている「ストーリー」を伝える
この章のタイトルそのままですが、見落としがちなことだと思いました。 飲食店にその商品がどこで作られて、どういう風に調理されているなど、丹念さが書いてあることがあります。 その場合はやはりその商品に食べたい以上の何かが生まれます。
p152 いろいろアドバイスをもらったけれど、結局どれも当たっていない
あまりうまくいっていない時期に店舗の設計などハードの面(外観や店内装など)でいろいろと改善案を提案されたらしいがハード面はかえずに今に至っており、結果的に他のハード面以外で軌道にのってきたそう。結果論なので、すべてに共感はできなかったが、大事なことは"うまくいかないときに変える必要のないこともまで変えようとする習性"が誰にでもありそうということですね。
p192 行列ができるお店になって、はじめてわかったこと p194 ただ、整理券を配ると、それまで来てくれていた「並んでも食べたい!」という人が来にくくなってしまうという。
行列ができれば"成功"とはならず、ほかにも色んな問題があることは新鮮でした。
p208 これは、元楽天ゴールデンイーグルスの監督、野村克也氏がよく引用していた松浦静山の言葉「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」に通ずるところがある。
この本の言葉ではないが、非常に良い言葉だと思ったので、備忘録。